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神戸大学 発達科学部 人間形成学科
神戸大学発達科学部人間形成学科は、人が支え合い、育ち、育てられている過程を理論的に研究する比較的新しい学問を研究します。
人間社会の中で、人が生まれてから高齢者になるまでを過ごす発達に焦点を当てて考え、環境、人間関係などの人間形成に関わる要素を多面的に研究します。
神戸大学発達科学部が誕生したのは、国際文化学部と同じ、1992年のことです。
最近主流の文系理系の枠組みを越えた総合的研究分野であり、現代社会を研究する、より実践的な学問でもあります。
その点では、社会の強いニーズに応えて誕生したものであると言っても過言ではないでしょう。生涯を通して起こる、人の成長による変化を発達として捉え、例えば価値観はどのように身につくのか、社会や文化との関係やそのありようについて検討し、人が人間性豊かに暮らし、今日の社会にはびこる問題を解決するためには、どのような手段を取ればいいのかというような応用にまで研究は及びます。
言うなれば、神戸大学発達科学部は、従来の教育学部から派生した新しい学問とも言えましょう。
幅広い知識と、視野が求められるこの学問において、より体系的に学術的な知識が身につくよう、神戸大学発達科学部人間形成学科では、心理発達論コース、子供発達論コース、教育科学論コース、学校教育論コースの4つに分かれることになっています。
神戸大学発達科学部人間形成学科、心理発達論コースに進級すると、心理学を基礎に置き、臨床心理学、教育心理学、障害児心理学、発達心理がくなどの多方面に枝分かれしたテーマのなかから専門知識を磨きます。
対象は児童期から思春期、青年期まで、また年齢を問わない、障害児に限定したものや一般社会にも適応することができる知識もあります。
子供発達論コースでは、乳幼児から児童期における成長や教育に焦点を当てた研究を行います。
乳幼児が遊びやコミュニケーションを通じて成長するプロセスなどを理論的に研究するものもあれば、美術や数学、音楽といった学問分野を限定し、その教育にはどのような方法が確立されているかを学ぶもの、また、不登校などの現代社会の問題にクローズアップしたテーマもあります。
教育科学論コースでは、上記2コースが、教育の受け手となる子供に対する研究であったことに対して、むしろ教育のあり方などを、西洋の教育法などを通して勉強していきます。
アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアといった国々で過去どのような教育が行われ、その研究が進んできたか、またそれと照らし合わせ、日本の義務教育課程や他の大学の教育現場で実際に行われている教育とはどのようなものなのかというところを掘り下げていきます。
その対象は、外国人に対する日本語教育にも及んでいます。
最後の学校教育論のコースは、上に述べた神戸大学発達科学部人間形成学科の他のコースを、さらに学校教育に限定して複合的かつ総合的に研究するコースとなります。
子供発達論コースでも研究が行われている不登校などの問題も含め、児童の教育の要となる学校という現場で、教育はどうあるべきなのか、また今までどのような試みが行われてきたのかなどを、戦後の教育や福沢諭吉が説いた論などを参考に研究します。
神戸大学発達科学部人間形成学科では、教員資格を取得することも可能です。
また、入試の特別選抜では、少数とは言え社会人枠が設置されているのも、神戸大学発達科学部人間形成学科の特長です。
現場での力不足を感じる社会人、さらに今までの教育学部では物足りないという人も、一度カリキュラムなどに目を通してみてはいかがでしょうか。