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神戸大学 工学部 応用化学科
神戸大学工学部応用化学科は、人類の未来を担う、化学工業を研究対象としています。
例えば、石油化学製品、プラスチック、金属、セラミックスを基礎とした革命的な新材料を生成することによって、現在までに医工学、エレクトロニクス、バイオテクノロジー、食品工学、エネルギー工学などの様々な分野で成果を上げてきました。
いかに高い機能性を備えた材料を生み出すか、そしてそれをどう応用するのかという点を神戸大学工学部応用化学科は追い求めています。
神戸大学工学部応用化学科は、同学部に存在した工業化学科と、化学工学科が統合される形で、1992年に新設されました。
神戸大学工学部応用化学科のような工業系の総合化学系学科は全国的に見ても非常に珍しいと言えます。
例えば、実際に履修できる科目を見てみる、基礎となる理系や工学系の他にも、外国語、情報、健康・スポーツなど、様々な教養科目を選択できるようになっています。
また、学生がより効率的なカリキュラムを組めるよう1年次から定期的に研究室の教官と交流を持てるゼミが設けられており、早期から間近の目標である卒業研究を意識できるようになっています。
加えて、外部から第一線で働く講師を招いて行われる特別講義もあり、卒業後を意識した研究も行うことができます。
常に複雑に変化する社会要請に呼応するため、非常に広範囲な化学工業を研究対象としなければならないので、従来の学科の区切りに捕らわれず、一貫性のある総合教育が行われているのです。
実際の神戸大学工学部応用化学科のカリキュラムは、物質科学と化学工学を主軸として構成されています。
物質科学では、研究対象を原子や分子のレベルから、ナノ、メゾ、マクロの集合体にまで掘り下げ、新たに開発される化学物質や新材料の機能に結びつくように研究されています。
化学工学では、化学反応や生物反応に基づく物質、あるいはエネルギーの変換過程における分子間相互作用の研究や、エネルギー移動現象の解明などを通じて、新素材や反応触媒の開発、移動現象の制御法の確立を目的とし、有用物質の開発や、エネルギーの高効率化、そして環境負荷が軽減された生産プロセスの創造の実現を探求します。
いずれの場合も、確かな基礎力、応用力、そして豊かな発想力なくしては実現不可能であり、3年次までの基礎科目と発展的な科目や演習を通じて、まずはしっかりとした土台作りが行われます。
4年次の卒業研究が始まる頃には、少人数制の専門的な科目が多く占めるようになり、学生それぞれが自分の研究を進めるようになります。
卒業後の進路は、大学院へ進学する学生が多く、同大学の大学院研究科へと繋がる研究を行うことも可能です。
就職先としては、住友化学工業をはじめとする工業系企業、その他には自治体や製薬会社もあります。
実際には、大学院を経て、各企業の研究部門へと進む学生が多いようです。
神戸大学工学部応用化学科で行った研究は、そのまま社会で活きるテーマとなります。
化学系の学科でありながら、非常にまれな総合教育で知られる神戸大学工学部応用化学科であれば、化学だけに捕らわれない社会での活躍も夢ではありません。